お茶の時間
2017.11.07
入浴時のヒートショック対策
脱衣所や浴室、トイレへの暖房器具の設置や断熱改修
冷え込みやすい脱衣所や浴室、トイレを暖房で暖めることは効果的対策の一つです。また、窓まわりは熱が逃げやすいので、内窓を設置するなどの断熱改修も効果があります。浴室をユニットバスに改修することでも断熱性は向上します。
今日からできる対策 ~ シャワーを利用したお湯はり ~
シャワーを利用した浴槽へのお湯はりが効果的です。高い位置に設置したシャワーから浴槽へお湯をはることで、浴室全体を暖めることができます。湯沸しの最後の5分を熱めのシャワーで給湯しても十分効果があります。特別な改修も必要なく、今日からすぐ始められる「ヒートショック」対策として効果的です。
夕食前・日没前の入浴
夕食を食べる前、できれば日没前に入浴するのが良いでしょう。
日没後に比べて外気温がまだ高く、脱衣所や浴室がそれほど冷え込まないことに加え、人の生理機能がピークにある午後2時から午後4時ころに入浴することで、温度差への適応がしやすいためです。
湯温設定41℃以下
お湯の温度は、41℃以下にしておくことをおすすめします。
1人での入浴を控える
可能な場合は、家族による見守りや公衆浴場、日帰り温泉等を活用し、1人での入浴を控えたり家族に声をかけてから入浴するなど、いざという場合への備えが必要です。。
食事直後・飲酒時の入浴を控える
食後1時間以内や飲酒時は、血圧が下がりやすくなるため、入浴を控えた方がよいでしょう。
また眠気を催すような薬の服用後に入浴しないことが大切です。
資料:東京都健康長寿医療センター 研究所(東京都老人総合研究所)
『入浴時の温度管理に注意してヒートショックを防止しましょう』より